今日の献立は「肉どん、みそ汁、牛乳」でした。給食が始まって1週間「新しい学校の生活様式」にも少しずつ馴染(なじ)めてきたように感じます。
さて、明日は「小さな親切」運動がスタートした日です。「小さな親切」運動は、1963年(昭和38年)3月の東京大学の卒業式告示(そつぎょうしきこくじ)で、第17代 茅誠司(かや せいじ)総長(そうちょう)が、卒業生に次のような言葉を送ったことから始まりました。
「“小さな親切”を、勇気をもってやっていただきたい。そしてそれが、やがては日本の社会の隅々(すみずみ)までを埋(う)めつくすであろう親切というなだれの芽(め)としていただきたい。大学で学んだ様々(さまざま)な知識(ちしき)や教養(きょうよう)を、ただ頭の中に百科事典(ひゃっかじてん)のように蓄(たくわ)えておくだけでは立派(りっぱ)な社会人とはなれません。その教養を社会人としての生活の中に生かしていくには、やろうとすれば誰(だれ)でもできる“小さな親切”を絶(た)えず行っていくことが大切です。“小さな親切”はバラバラな知識を融合(ゆうごう)させる粘着剤(ねんちゃくざい)の役目を果たすのです」
この卒業式告辞に感銘(かんめい)を受けた人々が提唱者(ていしょうしゃ)となり、卒業式から3ヶ月後の6月13日にスタートしました。「小さな親切」運動のスローガンは「できる親切はみんなでしよう、それが社会の習慣となるように」です。また、「小さな親切」運動には次のような8つのやくそくがあります。
1.朝夕のあいさつをかならずしましょう
2.はっきりした声で返事をしましょう
3.他人からの親切を心からうけ入れ「ありがとう」といいましょう
4.人から「ありがとう」といわれたら「どういたしまして」といいましょう
5.紙くずなどをやたらにすてないようにしましょう
6.電車やバスの中で、お年寄りや赤ちゃんをだいたおかあさんには席をゆずりましょう
7.人が困っているのを見たら手つだってあげましょう
8.他人のめいわくになることはやめましょう
「さくらっ子の約束」と似ていますね。自分でできる範囲で、ちょっとした親切をしてみませんか?