◇さくら小の皆さん、おはようございます!検温と健康観察はできましたか? 来週から学校が再開します。毎朝、体内時計をリセットして「自分をコントロールす力」をつけられるように生活しましょう。
◇さて、今日は昨日に引き続き、学校再開に向けてみんなに考えてほしいと思い、作文を紹介します。熊本県に住む3年生が書いた作文です。
「とびばこ」
私は、体育があまり好きではありません。
なぜかというと、走るのもあまり速くないし、とびばこやてつぼうや一りんしゃなど、ほかの友だちはできるのに、私だけなかなかできないのです。それに、みんなから笑われるのが何よりくやしくていやだからです。
今日の体育はとびばこです。じゅんびたいそうをして、みんな、とびばこのよういを始めました。
私はもう、にげ出してしまいたい気持ちでいっぱいです。
よういができました。ゆういちろう君から、つぎつぎにとび始めました。いよいよ私の番です。とんでみるとやっぱりしっぱいです。2回目もしっぱいしてしまいました。
3回目は、ともだちのとび方を見て、さっきとちがうとび方をしてみました。だけど、やっぱりとべませんでした。何回とんでもおしりがとびばこの角に当たってしまいます。
はじめは小さくきこえていた笑い声が、どんどん大きくきこえてきました。
その時 「笑うな!」 と、大きな声が聞こえました。かずま君です。体育館がいっしゅん、シーンとしずまり返りました。私もびっくりしました。
しばらくすると、「笑ってごめん」とか「がんばれ、がんばれ」、「もっといきおいをつけるととべるよ」とか言うみんなの声が聞こえてきました。
私は思いっきり走りました。そして、手を強くつきました。体が高くういたと思ったその時、私はとびぱこをこえていました。
やったあ、とうとうできたんだ。ゆめじゃないんだ。とべたんだ。私はとてもしんじられませんでした。
みんなのはくしゅが聞こえてきました。