◇さくら小の皆さん、おはようございます!検温と健康観察は済みましたか? 自分の健康状態を知ることは「新しい学校生活」には不可欠です。今日も1日、自分をコントロールする力をつけられるよう生活しましょう。
◇さて、今日は6/1(月)の再開に向けて「志(こころざし)」を立ててほしいと思い、私が小学生の時に校長先生からお聞きした「うさぎときつね」というお話を紹介します。
村はずれのお地蔵(おじぞう)さまのところに、ウサギがやってきました。
ウサギは、次のように言いました。
「わたしに速い足をくださってありがとうございます。おかげさまで毎日、元気に暮(く)らしています。」
お地蔵さまはニコニコして聞いていました。
そのあと、少ししてキツネが来て言いました。
「わたしに賢(かしこ)い頭をくださってありがとうございました。でも、私はウサギさんのように速い足もほしいのです。どうか、速い足も私にください。」
これを聞いていたお地蔵さまは「ウサギさんには速い足をあげ、キツネさんには賢い頭をあげたのです。それなのに速い足もほしいというのは欲張(よくば)りです。」と言いました。
お話はここまでです。
◇さて、みなさんは、「賢(かしこ)い頭だけじゃなくて、速い足もほしい」キツネさんの意見に賛成(さんせい)ですか。それとも、「キツネさんには賢い頭をあげたのに、速い足もほしいというのは欲張(よくば)りだ」お地蔵さまの意見に賛成ですか。
◇では、こんな場合はどうでしょう。「あなたはとっても勉強(べんきょう)ができます。でも、運動会のかけっこはいつもビリでした。自分も足が速くなりたいなぁ・・・と思うことはいけないと思いますか。」ぜひ、「うさぎときつね」のお話をもとにお家の人と考えてみてください。