◇さくら小の皆さん、おはようございます! 検温と健康観察はできましたか? 家庭学習課題は、進められているでしょうか? 今日も学校再開に向けて、自分で計画を決めて規則正しく過ごせるといいですね。
◇さて、今日は、明治2年に日本初の小学校「上京第二十七番組小学校」と「下京第十四番組小学校」(両校とも今の京都市)が開校したことに因(ちな)んで「小学校開校の日」だそうです。驚くべきことは、建設費用の多くは、商人や住民の寄付や献金で賄われ、地域一丸となって(明治5年の明治政府による「学制発布」より早く)誕生したそうです。当時の小学校は、普通の民家と同じくらいの大きさで、運動場もなく、集会場であり、行政出先機関、保健所なども兼ねていて、交番や火の見やぐらもあったそうです。
「上京第二十七番組小学校」はその後、改名・新築移転を経て校名が「清水小学校」となりました。が、小中一貫校設置のため、平成23年3月をもって閉校となりました。しかし、その歴史と建物を生かして改築され、令和2年3月に 「The Hotel Seiryu Kyoto Kiyomizu(ザ・ホテル青龍 京都清水)」としてオープンしました。「京都清水」と、この土地で古来より東山の護り神として信じられてきた「青龍」の2つの要素をかけ合わせ、地域性と歴史的価値のある小学校の校舎の特徴を活かした、ここにしかないホテルを世界へ発信していくとの意味を込めて命名したのだそうです。一方、「下京第十四番組小学校」は、「修徳(しゅうとく)小学校」と校名が変わりましたが、平成4年に統廃合のため、惜しまれながら閉校しました。
◇今日は、日本で最初の小学校誕生の歴史を知り、改めて学校のあるべき姿に思いを馳せたいと思います。