◇さくら小の皆さん、おはようございます! 検温と健康観察はできましたか? 自分の健康状態を知ることは一日を過ごす上で大切なことです。また、規則正しい生活を送ることで、自分をコントロールできるようになるという「最大の武器」を手に入れましょう。今日も一日、自分で決めたスケジュールを実行できるようがんばりましょう!
◇保護者の皆様、今週は課題等の受け取りのため、ご来校いただきありがとうございます。受け取りで、お子さんの様子が少し分かって、安心しています。引き続き、感染拡大防止にご協力いただきますようお願いいたします。
◇さて、先日保護者の方から「外で遊ぶことが無くなり、子供の体力も低下してきているような気がします。体を動かさないので集中力も低下しており、課題もあまり進んでいません。(後略)」というコメントを寄せていただきました。残念ながら、外出自粛(じしゅく)で外で遊ぶことができない状態だと推察(すいさつ)します。また、体を動かさないと気力や意欲も生まれてこないことは、理解できます。そこで、お勧めしたいのが「ラジオ体操」です。
◇「ラジオ体操」というと、全国各地を指導者が巡回して聴取者と共に体操を行う「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」(1953年開始。開始年の初日は7月12日)を思い起こす人が多いかもしれません。(実は今年、幸手市開催も計画されていたのですが・・・)その歴史は古く、ラジオ体操は1928年に旧逓信省簡易保険局が旧第一体操を制定していますが、きっかけはアメリカの生命保険会社(現在もあります)がラジオで行っていた健康体操を、1925年に視察に行った同省の役人が日本に紹介ことだそうです。(詳しくはかんぽ生命のホームページ「ラジオ体操の歴史」等をご覧ください)
◇長年の習慣で「ラジオ体操は朝するもの」というイメージがありますが、これには理由があるそうで、その一つは覚醒効果(かくせいこうか)が得られることです。目を覚ました直後は、神経の動きも鈍く(にぶ)刺激(しげき)に対する反応も遅く、筋肉と神経の協応(きょうおう)動作もうまく行われません。血液も睡眠中は内臓に集中しています。少しでも早く神経の働きを活性化させ、また血液を筋肉や脳へバランスよく循環させることができれば、体全体が覚醒し、キビキビとした動きができるようになります。その役目を担うのが朝の体操です。仮に朝起きてじっとしたままの状態で過ごすと、覚醒するまで三時間前後かかるといわれています。これでは、朝からの学習に支障(ししょう)をきたします。かといって、いきなりジョギングを行うと心臓にかなりの負担がかかってしまいます。一番適しているのが軽い体操、もしくは散歩。その意味でもラジオ体操程度であれば、覚醒効果に有効なのだそうです。
◇両手を広げてぶつからない場所を見つけて、ラジオ体操をしてみましょう。また、「ラジオ体操」について調べると新しい発見がありますよ。私は、ラジオ体操が4種類もあったことを初めて知りました。