◇さくら小の皆さん、おはようございます!検温と健康観察はすみましたか? 来週月曜日から、いよいよ学校を再開します。さくら小学校のなかま全員がそろって、スタートできたらいいなぁと期待(きたい)しています。
◇そこで1学期のキーワードを発表します。キーワードは「進んでするから、すっとをる」です。私は子どもの頃「宿題やったの?」と聞かれるのが1番イヤでした。「勉強したの?」と言われるのもイヤでした。そのかわり、「勉強したの?」「宿題は終わったの?」と言われたとき、「もう、終わったよ」と言えるときは、とても気持ちよかったことを覚えています。
「進んでやろう」という気持ちをもつことが、スタートダッシュをするのに必要(ひつよう)です。学習や宿題を進んでしましょう。進んでするとどれだけ気持ちがいいのか、お休み中に見つけた作文を紹介します。
「運動会の準備(じゅんび)
明日はいよいよ運動会だ。ぼくたち5年生は、運動会の準備をしなければならない。でも、準備はとてもめんどうで、大きくて重い看板(かんばん)を運んだり、運動場の草や石をとらなければならない。こんなことはやりたくないので、ぼくは運動会の準備をやらないで仲のよい友だちとおしゃべりをしていた。
クラスの班長が「まじめにやれよ。みんなやっているんだよ。」と言ってきた。しかし、無視(むし)しておしゃべりを続けていた。今度は先生がぼくたちをしかった。「君たちは運動会をやりたくないのか。」そこで、ぼくたちはいやいやながら準備を始めた。本当はやりたくないので自然と手抜きをしてしまう。その度に注意された。「運動会の準備などしなくて早く帰りたいな」と思っているときだ。2年生がこんなことをしゃべっていた。
「明日は運動会。赤白どちらが勝つかな。」「楽しみだね。」「うわー、お兄さん、お姉さんたち運動会の準備がんばっているよ。」「わたしたちも明日の運動会、がんばろうね。」ぼくはそれを聞いてハッとした。ぼくはがんばって準備をしていただろうか。その言葉を聞いたとき、ぼくは頭に自覚(じかく)ということばがうかんだ、今までの自分が急にはずかしくなった。「これまでの分、2倍がんばらなくては」と思った。それからのぼくたちは全くしゃべらずに進んで準備を進めた。その1時間後に準備は終わった。とても立派(りっぱ)にできたと思う。
次の日、とうとう、運動会だ。その日の運動会は今までのなかで思い出に残る運動会となった。
という作文です。くり返しになりますが、来週から学校を再開します。人に言われてやるのではなく、「進んでやるから すっとする」を体験(たいけん)ができる生活にしましょう。